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高等教育質保証学会 第九回大会

高等教育質保証学会 第九回大会
 
高等教育質保証学会 第9回大会 開催案内


梅雨の候、関係各位の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。


さて、高等教育質保証学会第9回大会は2019年8月24日(土)、25(日)の二日間、國學院大學渋谷キャンパスにて開催することとなりました。本大会は、「令和元年、新たな時代を迎えた質保証を考える」をテーマとして、開催することといたしましたので、別紙のとおりご案内申し上げます。


高等教育質保証学会は第9回大会を迎え、認証評価も第3巡目に入り、ある程度の時が経過したと言えます。質保証文化は既に導入から展開、定着の段階を経て、成熟を目指す段階に来ていると言えるでしょう。その一方で、未だに一般の教員にとっては評価と質保証は関連部署による特殊な営みであり、その意義についてなかなか理解されることがないようです。今回は、そうした問題意識を基底に据えて、新たな元号を迎えたこともあり、改めて質保証をわかりやすく振り返り、今後について学問的に考究できる大会プログラムをご用意することとしました。


さて、本大会の第1日目の午前は、川口昭彦先生(大学改革支援・学位授与機構 顧問,  専門職高等教育質保証機構 代表理事)より、「質保証文化の成熟を目指して」と題した基調講演をしていただきます。本学会の初代会長であり、大学改革支援・学位授与機構にて長年に亘り評価研究部長、理事、顧問を務められて来たお立場から、今後の大学改革の方向性やそうした流れの中での大学教育質保証の在り方について問題提起をしていただきます。午後には、「セッション1」として、「学生支援における評価の考え方」をテーマとし、各大学において重要性が高まっている学生支援とその評価をめぐる現状や取組み、今後想定される課題について議論します。近年上記のテーマについては、他の学会(例えば、大学教育学会、日本高等教育学会)においても検討され始め、学術的に関心が高まりつつあります。そこで、日米の学生支援に関する数多くの調査研究、関連する実務について知見をお持ちの2名の研究者にご発表いただきます。特に今回は、米国における学生支援の評価の仕組みや具体的な事例に焦点を当て、フロアの皆様と議論を深める契機にしたいと考えています。


第2日目の午前には、毎年恒例となった本学会大会のメインというべき「認証評価セッション」から始まります。「動き出した3巡目認証評価における内部質保証」をテーマに、機関別認証評価機関(大学基準協会、大学改革支援・学位授与機構、日本高等教育評価機構、短期大学基準協会)から、第3巡目の認証評価における重要課題となっている内部質保証の評価の考え方と現状について中心にご報告をいただき、評価機関間での内部質保証の捉え方の異同について横断的に検討することで、共通理解を醸成します。そして、大会最後のセッションとして、第2日目の午後の「セッション2」では、「評価するということ、その原点に立ち戻り考える」として、評価と質保証を素朴な立場から実務的、学問的にどう捉えることができるかについて、あえて本学会がこれまでターゲットとしてきた大学評価や高等教育の研究者や実践者ではない3名の先生をお呼びしました。それぞれの専門分野から見て評価・質保証活動をどう捉えられるかについてご報告いただき、本学会が扱う「高等教育質保証学」をどのように展開可能か等について、フロアの皆様と共に考察したいと考えています。


第1日目の昼に行われるポスターセッションは、広く大学教育の質の保証、質の向上に向けたさまざまな取組みや特色ある大学教育の取組みなどについて、研究者、実践者、そして現在学会員ではない方も含め、あらゆる方々のご発表を受付けます。なお、諸準備の関係上、ポスターセッションの参加申込みの締切りは7月26日(金)といたします。


また、第1日目の夕方には、ささやかではありますが情報交換会を開催いたしますので、是非ともご参加ください。


参加申込み、参加費などは、学会大会WEBサイトから、7月26日(金)までにお申込みください。事前にお申込みをいただいた場合には、参加費等が若干割安になっております。会場準備の都合もございますので、事前申し込みへのご協力をお願いいたします。また、宿泊先のご手配なども各自お早めにお願いいたします。


皆様の奮ってのご参加を心よりお待ちしております。


2019年6月
高等教育質保証学会第9回大会実行委員会
佐藤 圭(大学基準協会)
佐藤 修一郎(中央大学)
渋井 進(大学改革支援・学位授与機構)(委員長)
蝶 慎一(大学改革支援・学位授与機構)
永井 良政(日本高等教育評価機構)
原田 佳昌(國學院大學)
森 一将(文教大学)
山本 正彦(短期大学基準協会)